私は京都府に住む58歳の楽器製作者です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
内覧会は引き渡しを完全に見据えた段階で行われる、住宅購入において重要な手続きの1つです。特に一戸建ての場合、立地等の関係から其々に独自性を持つ場合も多い事から、モデルルームが設置されていないケースも多く見られます。その場合、立体的に購入する建物を観る事が出来る最初の場を兼ねる事にもなり、特に重要な場になると言えます。内覧会の開催時期は、物件引き渡しの凡そ2週間程度前となるのが一般的です。建物に関しては完成していますが、分譲が大規模な場合等には外構工事や造園部分は完成していないケースも多く見られます。とは言え建物の状態は間違いなく確認出来る状態にありますし、殆どの場合は分譲会社か施工会社のスタッフが同行するので、物件の確認の目的を果たすにおいては支障無いと言えます。
内覧会においては、実際に床や壁面の状態を視認する事が出来ます。剥がれや軋み・傷が無いかを確認する事がポイントとなりますし、気になった点についてはその場で問う事も重要となります。また採寸等の作業を主体的に行う事も殆どの場合は可能です。特に採寸はシンクの高さ等が合っているか、入居後にカーテン等の備品を取り付ける際の重要な情報を得られる事から、行った方が良いと言えます。また一戸建ての内覧の特色として、建屋が完成した状況でも基礎構造・断熱材・土台や梁と云った重要な箇所の施工状態を図る事が出来るという特色があります。但しこの点については、各々のポイントを押さえつつ状況を把握する事が素人には難しい面もあります。従って一戸建ての内覧会については、別途依頼した専門家の同行を検討するのも1つの方法と言えます。