一戸建ての内覧会で気をつけるポイント(島根県/グラフィックデザイナー/42歳/女性)

私は島根県に住む42歳のグラフィックデザイナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


内覧会でチェックする重要なところは、パッと見て目に留まる場所です。ドアの開け閉めがしっかりできているか、不自然な隙間がないか、壁紙の張り合わせ部分が目立つ位置にきていないかなどです。それを踏まえて床から天井まで、目を配っていくことが大切です。そして、裸足で歩いてみて床が大きく盛り上がっていたり、きしんだりしていないかなども大事です。目で見るよりも直接触れて、五感をフルに使って確認し、どうしても気になるところは、担当者に尋ねるといいです。とくに問題はないと感じたら、空いた時間を一戸建ての細かな場所のチェックに費やします。オプションや設計の変更に問題はないか、段差や使用している木材などを調べます。


プロから見てほぼ完璧な仕上がりはなかなかありませんが、とくに問題のないレベルで、1回の内覧会でOKを出せるのがおよそ3割程度といわれています。4割の物件は、再内覧会で直した部分を確認して終わりです。残る3割においても、ほとんどが再々内覧会までに納得できるレベルに仕上がります。特に、建設住宅性能評価書を取得する一戸建てであれば、まず心配する必要はありません。ただし、ごくまれに仕上がりが良くない物件がないとはいえません。特に急いで内装を仕上げた場合に多く、そのときは納得できるまで確認書に判を押さないことが重要です。あまり感情的にならず、譲れない部分は、冷静に説明して対処してもらうことが正しい方法です。