僕は北海道に住む46歳のレスキュー隊員です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建てを買うとき注目するのは価格です。ただし、これから一戸建てを購入する予定のある人は、価格を比べる前に家づくりにかかる「総費用」を知る必要があります。総費用とは、家づくりの準備段階から完成した家に引越して住み始めるまでに必要なすべての費用のことを指します。総費用は、本体工事費、別途工事費、諸費用の3種類に分けられます。本体工事費は仮設工事や基礎工事、内装工事、電気工事、ガス工事などが含まれ総費用の約7割にあたります。別途工事費には敷地調査費や地盤調査費、電話工事費、冷暖房工事費、造園工事費などが含まれ総費用の約2割にあたります。諸費用には引っ越し費用や諸手続き費などが含まれ、総予算の約1割にあたります。
一戸建てを立てるときに注意しなければならないことは、この総費用を知らずに家の価格だけを見て購入を決めてしまうことです。前述したとおり、本体価格は家づくりに必要な総費用の約7割にすぎず、別途費用が必要になります。一戸建てを作るには、道路から敷地まで引き込む給水管や電気工事、外構工事などが必要になるのです。また不動産を取得して入居すれば、不動産取得税や固定資産税などの税金を1年以内に納める必要があります。本体価格だけに着目して資金計画をすると、途中で費用が足りなくなり、予定より家の規模を縮小したりすることになりかねません。マイホームの夢を壊さないためにも、一戸建てを立てるときは総予算を把握して資金計画をすることが、重要なポイントです。