私は埼玉県に住む33歳の都市計画コンサルタントです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建て住宅を購入するにあたって、まず選択しなければならないのが住宅ローンの金利です。ローンの金利は、全期間固定型、固定期間選択型、変動金利型の3種類に分けることができます。全期間固定型は、最初の金利が返済終了まで変わらないので、毎月の返済額も変化することのないタイプです。固定期間選択型というのは、一定期間の金利を固定金利にできるというタイプです。固定できる期間は2年・3年・5年・10年から選ぶものがほとんどです。10年タイプが一番多く利用されています。変動金利型は、半年ごとに金利が見直されていくタイプですが、返済額自体は5年程度は変化しない契約になっていることがほとんどです。3つのうち、全期間固定型と、小手期間選択型の10年タイプは長期金利に、ほかのプランは短期金利に連動して決まってきます。
ふつうは短期金利ほうがチョキ金利より安いのが普通なので、住宅ローンの金利だけを見るなら、短期金利に連動している変動金利型が一番安くなります。しかし、返済額が5年程度変わらない仕組みになっているので、この期間に変動した金利の分については、6年目の返済額の見直しの際に組み込まれることになります。もし金利が大きく上昇した場合には、未払いの利息分が生じてしまい、返済しなければならない総額が増えてしまうこともあります。それで最初から固定金利のものを選ぶか、10年固定のものを選んで、11年目に可能な限り繰上げ返済を行うのがリスクの少ない方法といえます。今すでに固定金利を選んでいる場合でも、より低い金利のローンに乗り換えると、支払いを抑えることができることもありますから、一度検討してみる価値はあります。