私は栃木県に住む55歳の空間デザイナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建てを建てる、ということは誰しもが一度は夢見ることではないだろうか。安定した住まいを考えたとき、アパート、マンションなどの様々な選択肢があるが、やはり一戸建てというのは魅力的に感じるものだ。どこに住み、どのような家を建てようか、リビングは、キッチンは。アパートやマンションより遥かに自由が効き、あらゆる場において自分のセンスが発揮されるであるだろう。そして何より、賃貸とは異なり、支払いが永遠に続くわけではない。本当に自分の城となるのである。このように、一見、一戸建てとはいいことだらけのように見えるが多少のデメリットがあるのも事実である。どのような点がデメリットとなるのか、考えてみようと思う。
一戸建てにおけるデメリットとは、いくつか考えられるがやはり建築の際の理想と現実のギャップが挙げられるであろう。どのような家に住みたいか、内装は、部屋は、窓の向きは、リビングは、床、天井、壁、外壁の材料は、などなど、マンションなどとは異なり、建てる前から全て自分の好きに出来るのである。しかし、少し考えてほしい。全て自分の好きなようにできるからと言って、好き勝手に設計して果たして上手くいくだろうか。実際に家が建った後に、考えていた通りにならないこともあるであろう。要はマンションやアパートなどとは異なり、一から自分で決められるからこそのデメリットが発生するわけである。だがしかし、そのようなときのために建築士や住宅メーカーが存在するのである。このような専門家達としっかり相談して建てれば、デメリットのリスクも極限まで下げることができるのではないだろうか。