僕は山梨県に住む71歳のバスガイドです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建てとマンションを比較した場合、一戸建ての主なデメリットは、「同じ立地条件だと、マンションよりも物件価格が高くなる傾向がある」「将来の修繕費を自分で計画して貯めなければならない」「空き巣や放火などの防犯面を、自分で意識して対策する必要がある」「日照面、害虫面などでマンションより優位性に欠ける場合がある」などが挙げられます。しかしデメリットも違う側面から見れば、見方が変わります。例えば、マンションよりも物件価格が高くなる傾向にあるということについてですが、管理費や修繕積立金、駐車場代などの経費がかからないので、毎月3万円から6万円程度の支出を抑えることになります。これが30年、40年と考えると、かなりの金額になってきます。
マンションの場合は、防犯面や生活面での利便性がメリットです。それぞれの物件で違いはありますが、管理人の常駐やオートロック、セキュリティー会社との契約など、防犯面での優位性は高いです。一戸建てでそれらを備えようとすると、費用負担が発生します。個人でそれなりの防犯対策をするには、思った以上にお金がかかるものだと認識してください。生活面でもマンションは、管理組合への参加などが義務付けられますが、これをデメリットととるかどうかは人それぞれです。近所付き合いを煩わしく感じない人にとっては、ご近所とのコミュニティができることで、精神的にも安心して生活することができるからです。以上のように、メリット・デメリットは個人の感じ方や別の見方をすることにより変わるものです。一戸建てのデメリットも見方を変えるとメリットの要素も十分に備えています。