一戸建てのデメリットと対応策について(長野県/推理作家/75歳/女性)

私は長野県に住む75歳の推理作家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建てを他の住宅と比較した場合、メリット・デメリットの双方を見出す事が出来ますが、デメリット面で意外に見逃されがちなのが2階以上の上層階の暑さです。冬場に建築・入居が行われる場合に想定から外れる可能性がある事に加え、同等の立地条件であれば他の住宅よりも値段が高い傾向にある事から目線がそちらに向きがちな事も原因と考えられます。一方で、そうした傾向がある事を知ってさえいればある程度回避が可能なデメリットでもあります。特に一戸建てのメリットとして資金面が許すのであれば改築が容易である、建築と購入がセットになっている場合にはある程度建築段階から根本的な対策も可能となると云った面があり、メリット面を活かした対応をする事が出来ます。


まずスペースが許すという条件付きにはなりますが、そもそも平屋建てにしてしまうという選択肢が考えられます。また新築で上層階を建築する場合には、断熱を極力強化する・リビング等の滞在時間が長くなるスペースは1階に設置して居住環境を確保すると云った方法が考えられます。特に一戸建ての場合には将来的にライフスタイルの変化に合わせた上層階の減築も視野に入れられる事から、長期的な視点で見ても効果がある方法と考えられます。これらの方策は購入した場合に自らの資産となる一戸建てであるからこそ採用出来る方法です。他にもデメリットが無い訳ではありませんが、一戸建てであるが故の建築物としての独自性を活かす事でそれらを乗り越えて行けるのが良さと言えます。