私は三重県に住む25歳の能楽師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

一戸建てを買うときには、対価を一括して支払う場合と、分割して支払う場合があります。土地や建物の対価は高額なものが多いので、資金が豊富にある場合を除き、分割で支払われることが多くあります。一戸建てを分割で支払う場合に重要なこととなるのが、頭金をどのくらい支払うのが適切なのかということです。頭金を支払わなくても購入することができる物件などもありますが、一般的に頭金は多く支払う方が後の支払いを考慮した場合に有利になることが多いです。物件の引渡し後などに賦払金として支払う部分の金額には、物件の代価の他に利子がかかります。この支払わなければならない利子を少なくするためには、頭金ができるだけ多い方が有利です。

一戸建てを買う場合に具体的に代価のどのくらいの頭金を支払うのが理想的なのかということは、それぞれの購入者の経済事情などにより異なってきます。支払う金額が多ければ多いほど、代金を完済して完全に自分の所有とするまでにかかる期間を短くすることができるのが利点です。賦払金の支払い期間が短ければ短いほど、同時に完済までに支払わなくてはならない利子の総額も少なくて済むのも利点です。支払いの途中で購入した一戸建てを売却しようと考えたときにも、すでに支払いを済ませている金額が多ければ、負債を抱えることもなく、逆に売却から利益を生むことができる場合もあります。確実に賦払金を返済したいときには、購入時により多くの代価を支払うことが賢明な方法になります。