私は滋賀県に住む49歳のカウンセラーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
住宅ローンを利用して一戸建てを購入する場合、年収によってローンの最大借入額が変わります。これに自己資金(頭金)を足したものが、購入できる家の最高価格になります。住宅ローンで借りられる限度額は、金融機関の審査によって決まりますが、おおむね年収の7~8倍と言われています。ただし、限度額いっぱいまで借りてしまうと、何かトラブルが発生したとき対処できなくなる可能性があります。安全を考えるなら、借り入れは年収の5倍程度にしておくのが無難です。もちろん定年退職までの年数を考えて、毎月の返済額がいくらになるかをシミュレートすることも大切です。収入に占める住宅ローン返済額の割合は、20~30%以下にするのが現実的です。
余裕のある返済計画を立てるためには、年収のほかにも考慮すべき要素があります。前述の返済可能年数のほか、今後のキャリアプランによって給料は上がるのか下がるのか、ボーナスは期待できるのか、いつまで共働きを続けるのか等です。また子どもの数や年齢も大きく関わってきます。大学まで進学させれば教育費の負担が重くなるでしょう。消費税などの税率アップによる生活への影響や、金利が変動する可能性も考えに入れておきます。これらを総合しても、突発的な病気や事故までは予想できませんが、計画に余裕を持たせることでカバー可能になります。ローン可能な金額は年齢や家族構成で変わるため、フィナンシャルプランナー等のアドバイスを受けるのも有効です。