私は長崎県に住む31歳の電気工事士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションで一人家族の間取りの典型はワンルームだと思われているようですが、住み心地から考えると1LDKが最適と言えます。というのは、食べること、寝ること、テレビを見ることその他全ての生活を一つの部屋で行うワンルームは、手を伸ばせば必要なものに手が届く便利さがある反面、場所を変えることで気分も変えるというのが難しいからです。仕事や人間関係でストレスをためて自宅に帰ったときに話し相手がいれば気分も変わるのでしょうが、一人きりですと逃げ場がほとんどなく、ワンルームはストレス解消がしにくい住空間と言えます。一人暮らしこそ、ちょっとした逃げ場となるもう一つのスペースが欲しいところなのです。では、どのような工夫があれば快適な暮らしが出来るでしょう。
予算の関係で1LDKが難しい場合でも、例えばちょっと広めのバルコニーがあるワンルームであれば、屋外リビングとしてささやかな気分転換が図れるかもしれません。余裕があれば、寝室とは別にくつろげるリビング・ダイニングがあって、好きな音楽を聴いたり映画を楽しんだりできるのであれば、外出をせずに気分転換をすることも可能です。さらに、もうひとつワガママが言えるのであれば、水回りのどこか1カ所にゆとりがあると良いでしょう。お風呂好きなら浴槽、料理好きならキッチンといった具合に自分の生活スタイルに合った快適な暮らしが出来るでしょう。我が家にお気に入りの場所があれば自宅にいる時間が長くなり、整理整頓や掃除も行き届いてますます家が好きになるという利点もあります。私生活が充実すると、仕事や趣味、恋愛も充実してきますので、間取りを考えるときの参考にしてみてはいかがでしょう。