私は三重県に住む39歳の校務員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションを購入にあたって自己資金が不足する場合は住宅ローンを利用するのが一般的です。俗に年収の5倍までがローンの限度額と言われていますが、この考え方では、自己資金の比率やローンの金利により金額がまちまちとなります。そのため、毎月の返済の限度額を計算してローンの検討する方が現実的です。民間金融機関と住宅金融支援機構が提供している長期固定金利住宅ローン「フラット35」の場合、年収400万円未満の場合は年収の30%、400万円以上の場合は35%を上限に融資を行っています。ただし、「フラット35」以外の自動車ローンや教育ローン、キャッシング等の借り入れがある場合は、それらも含んだ金額が融資の上限となります。
「フラット35」の融資条件を考察すると、マンション取得後にも教育に関する費用や自動車費用、マンションの修繕積立金や管理費も発生することから、ローンの年収に対する返済負担率は25%以内に抑えるのが理想的であることが分かります。具体例として年収300万円の場合、返済負担率を25%としたときの年間返済額は75万円となり、これを毎月あたりで計算すると6万2千5百円となります。この額が毎月の返済の限度額となるため、これを超えないようにマンションのプランを検討する必要があります。最後に、ローン申し込み時にすでに借り入れがある場合は、当然融資額が低くなるため、できるだけ事前に借り入れの整理を行い、ローン審査の支障にならなようにしましょう。