私は愛媛県に住む60歳の和裁士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
中古の一戸建て住宅を購入する場合に、大幅なリフォームをあらかじめ予定して購入することがあります。そのままの状態で住むこともできますが、購入者の家族構成やライフスタイルに合わせて大幅なリフォームをすることがあります。例えば、基礎と躯体は残すものの、間取りを含めて全面的にリフォームする人もいます。あるいは、高齢者が住めるように玄関の段差を解消して、室内をバリアフリーに改築して、手すりを付けたり、風呂場を改修したりする人もいます。中には2階建ての住宅を平屋建てに改築してしまう人もいます。このような大規模なリフォームをする場合には、中古住宅の購入時点での状態は関係ありません。汚れなどは気になりません。
信頼できるハウスメーカーや工務店が建築していて、基礎と躯体に問題ないことだけを確認できれば良いのです。したがって、大規模リフォームを前提に物件の立地や土地の面積、周辺環境などが気に入って中古の一戸建て住宅を購入する人にとっては、建物は汚れや傷みがあって価格が低い方が良いのです。新築同様にリフォームしてあって、外観も室内もきれいな状態の場合には、売主は建物の価格を高く想定します。仲介する不動産業者も当然のこととして建物の査定を高く見積もります。大規模なリフォームを予定している人は、そのような建物価格の高い中古物件は避けて、中古の一戸建て住宅とは言っても実質的に土地の値段だけの価格の物件を選択するべきです。