僕は静岡県に住む70歳の照明士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マイホームは多くの人にとって一生に一度の高い買い物です。物件について妥協はしたくはないけど、諸費用も含めて少しでも安く抑えたい、というのが多くの人にとっての本音というところででしょう。引っ越し代やガス・水道などの生活配線などに初期費用がかかるのはもちろんですが、多くの方にとって盲点となるのが固定資産税です。固定資産税は、毎年1月1日現在のマンションの所有者に課せられる、市町村に納める地方税です。じゃあ、1月2日以降に購入する分には一年目は払わないで済むのか、というとそうもいかず、多くの契約条件では、所謂「租税公課の負担」という条件を盛り込んでいるケースがほとんどです。これは平たく言えば、前の持ち主、又はマンション販売会社が納めていた固定資産税を肩代わりする、という制度です。
このことを知らなければ想定外の費用を捻出しなくてはいけなくなります。また、それ以上に絶対知っておきたいのが、固定資産税の軽減措置です。新築住宅の場合、床面積の合計が40平方メートル以上280メートル以下であることなどの一定の条件をクリアしていれば、中高層耐火住宅(つまりマンション)は、5年間にわたって税金が半額になるという制度があるのです。その他にも不動産取得税等、マイホーム購入にはいろいろな税金がかかりますが、それらにも優遇措置や軽減措置が設けられています。また、住宅ローン減税などもあり、はっきり言って一般の人には全てを抑えるのには限界があります。ある程度の下調べはもちろん必要ですが、その上で不動産取引のプロである不動産会社やマンション販売会社のスタッフや宅地建物取引主任者に相談するのがベストでしょう。