マンション購入時の頭金の意味(島根県/大学教員/63歳/女性)

私は島根県に住む63歳の大学教員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションや住宅を購入する際に用意する頭金ですが、一般的には2割以上貯めるのが理想といわれています。しかし、2割を貯める前に金利や、土地の値段が上がるのが心配だという場合は、不動産会社との提携ローンや金融機関のローンとを合わせる事で、頭金ゼロでもマンションは買うことができます。勿論、頭金ゼロでマンションを購入することには、メリットとデメリットは色々あります。メリットとしては、手元に厳禁を残しておけるため、それを運用し返済に当てることができます。また、金利が上がってしまう前に購入してしまえば、金利上昇のパーセンテージ次第ですが、総返済額を100万円単位で節約できることになります。逆にデメリットといえば、月々の返済額が増え、負担が増えることと、ローンを残したまま売却するときに発生した差額を負担しなければならない可能性があることです。


現在、頭金ゼロで住宅を購入する人はそれなりに多くいます。しかし、メリット、デメリットを比べてみても、やはり購入価格の1割でもあった方が、毎月のローン返済額も減るので、生活の変化等のリスクにも対応しやすくなるのも事実です。また、マンションを買う時に必要なのは、購入価格の一部を現金で支払う頭金だけではありません。登記費用やローンの借入費用などに必要な諸経費や、引っ越し代、家具や家電を買う入居費も必要不可欠です。マンション購入後には固定資産税、管理費、修繕積立金など賃貸のときには不要だった費用も発生します。こうしたことを考えると、準備不足のまま購入することで家計に及ぼす負担が大変なものになることがわかります。