マンション購入時の重要ポイント「築年数」(大阪府/樵/60歳/男性)

僕は大阪府に住む60歳の樵です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


中古のマンションを購入する際には、価格やエリア、販売された理由などさまざまな点をチェックする必要があります。そのなかでももっともチェックすべき点のひとつが築年数です。販売される際に壁紙や水回りなどがリフォームされ、一見きれいなようでいても、マンションの要である排水管や外壁の老朽化などにきちんと対応がされているかを確認する必要があります。大規模修繕の計画表や、既に行われた後であればどのような工事を行ったのかを確認しましょう。外壁に亀裂が入っていないかなどを目視で確認することも大切です。排水管などは適切に洗浄が行われていないと悪臭がしてくるため、築年数に応じ、しっかりとしたメンテナンスが行われているかが重要となってきます。


マンションの耐震基準についても、十分に確認する必要があります。阪神淡路大震災を機に改正耐震改修促進法が施行され、マンションの耐震改修が円滑に行われるようになっています。そうした制度を利用し、築年数の長いマンションでも最新の技術で耐震精度を上げているかどうかは重要なチェックポイントです。素人目ではなかなかわかりにく点もあるため、専門家の同行サービスを利用しても良いでしょう。築年数の長い物件では、住民同士のコミュニティが形成されているケースがあります。こうした人間関係は生活に潤いを与えるだけでなく、防犯対策や災害時の相互補助にも大きなメリットとなり、心強い味方となります。管理組合が十分に機能しているかというのも見極めのポイントとなるでしょう。