マンション購入時に必要な頭金の水準(福岡県/ベビーシッター/70歳/男性)

僕は福岡県に住む70歳のベビーシッターです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションは非常に高額な商品である事から、購入する際に全額現金で払えるという人はそれほど多くないでしょう。むしろ、マンションを購入する際には、金融機関から住宅ローン融資を借入れ、それを原資とするのが一般的となっています。しかしながら一方で、住宅ローンで購入費用を全て賄うため、購入時に頭金を一切出さないという人はそれほど多くありません。その理由は大きく2つあります。1つはそもそも住宅ローンで借りれる金額がマンションの購入費用に満たないというケースです。購入にかかる費用を全額住宅ローンで調達出来れば良いですが、場合によっては金融機関の審査が満額回答で下りず、結果として不足分を頭金として手元から出さなければならないケースもあるのです。


金融機関は住宅ローンの審査においては、担保に差し入れられる不動産評価に加え、借入人の債務返済能力を厳しくチェックします。審査において高い評価を得られれば、購入費用を全額融資してくれる事もありますが、多くは不動産評価額の70パーセントから90パーセント程度の金額の融資となります。従って、その差額の部分は頭金として購入者自らが準備しておく必要があるのです。頭金を一切出さない人が少ない第二の理由は、金利負担の軽減を図るために住宅ローンの額を抑えようとする人が多いからです。住宅ローンの金利は消費者金融等に比べると相対的に低いですが、それでも元本が大きい分金利負担は非常に大きいです。そのため、金利負担を少しでも減らそうと、頭金を多く準備する人は多いです。