マンション購入後にかかる修繕積立金とは(大阪府/パタンナー/55歳/男性)

僕は大阪府に住む55歳のパタンナーです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


修繕積立金と言うワードは、マンション購入を考えている方、マンションを既に購入した方は良くご存知かと思います。一軒家とは違い、マンションには共用部があります。エレベーターや廊下などです。その共用部の補修費用に使用されるのが、修繕積立金なのです。ご自分の室内以外は、マンション全体の共用部なのです。ベランダも共用部に含まれます。この修繕積立金は新築時からおおよそ10~15年周期とした、大幅な修繕計画に向けて積立が行われるのです。ではこの積立金の徴収額は、支払い当初から一律なのでしょうか。実はそうではないケースが多いのです。マンション契約の際、確認しておきたい事柄です。契約事項は均等積立方式なのか、段階増額積立方式なのか確認しておきましょう。


均等積立方式ならば、支払額は一律で変わる事はありません。反対に段階増額積立方式は、年数と共に段階的に支払金額が上がります。購入者の心情からすると、均等積立方式が望ましいでしょう。ですが現状は、段階増額積立方式が基本となっている様です。では修繕積立金が低ければ低い程良いのかと言うと、それも問題なのです。毎月の修繕積立金が低ければ、集まる金額も勿論低くなります。平均よりあまりにも金額設定が低い場合は、注意が必要です。大規模な修繕工事が必要となった時、積立金額が足りずになんて事も有り得るのです。その様な場合、突然修繕費用の徴収が行われる事もあり、予定外の大きな出費となってしまう場合もあるのです。購買意欲をあおる為に金額を低く設定している業者もありますので、しっかりと確認をしましょう。