マンション購入はモデルルームと現地見学へ(兵庫県/空間デザイナー/46歳/女性)

私は兵庫県に住む46歳の空間デザイナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンション購入を考える際、まずチェックするのはネットやパンフレットではないでしょうか。これらの媒体には、購入者が必要としている情報のほぼ全てが収められていると思います。ここで販売価格や管理費や修繕積立など金額面での検討をし、モデルルームに行き内装の確認といった作業になると思います。ただこの時、パンフレットなどに無料オプション情報が載っている事がよくあります。部屋の扉や床や壁などの色と素材を選ぶ事が出来るので、事前に絞り込んでおけばモデルルームに行った際に然程迷う事無く内装をイメージする事が出来ます。あとは、いざ入居という段階で冷蔵庫などの家電製品が入らないといったトラブルをたまに聞く事があるので、家電製品の寸法を測っていく事をお勧めします。


モデルルームのチェックも終り、この物件にしようと契約をする前にもう一つ確認すべき事があります。現地モデルルームの場合は問題ないのですが、大体はモデルルームと実際のマンションの場所は違うものです。パンフレットなどには大まかな情報は載っていますが、その場に行かなければ分らない事の方が多いように思います。例えば徒歩での現地マンションから最寄駅までの時間にしても、算出方法は地図上の直線距離から計算するので実際に歩くと表記より10分近く掛かるというのも珍しくありません。それに近隣のお店や学校や公園、災害時の避難経路などを確認しながら見て歩く事で、そこでの生活を思い描く事も出来ると思います。余程の事情がない限りは、必ず現地に足を運び見て歩く事をお勧めします。