私は京都府に住む54歳の将校です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

マンションを購入する際、最初に物件の購入費用の一部として払う、頭金の額を、どうやって決めればよいでしょうか。まず、マンションを購入する際にかかる費用というのは、物件そのものに対する購入費用だけではないことを覚えておく必要があります。登記費用、住宅ローンの諸経費、引越し費用、新しい家財道具の購入費用などが含まれます。この他に、新築の場合は、購入時に数十万円の修繕積立基金というものを払う必要があります。仲介物件の場合は、不動産屋に仲介手数料を支払わなければなりません。中古物件を購入し、リフォームを考えている場合は、この費用も必要です。これらを全て自己資金で賄える場合はあまりないので、多くの場合住宅ローンを組むことになります。

さて、自己資金の中から頭金を出すわけですが、手持ちの資金を全て差し出すわけにはいきません。今後の生活費や、教育費、老後の生活なども考え、手元に残す額を考えます。これには、これからのライフプランをしっかり練ることが必要ですので、早いうちからじっくりと考えておく必要があります。そして、自己資金から手元に残す額を差し引き、さらに前出の諸費用を差し引いた額が、最終的に頭金となります。この頭金が多ければ多いほど、住宅ローンの借入額が減り、返済負担が減りますので、どれだけ頭金に使える自己資金を増やすかがポイントになります。しっかりした貯蓄計画を立て、財形貯蓄などの金融商品を選んで、コツコツ貯めていくことが大切です。