マンション購入の際のデメリットについて(静岡県/刑務官/71歳/女性)

私は静岡県に住む71歳の刑務官です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マイホームを購入するにあたって一戸建てにするかマンションにするかというのは最初に悩む問題といえるでしょう。ここではマンションを購入した場合のデメリットについて考えてみたいと思います。まず維持・管理についてみると、住宅ローンに加えて管理費や修繕積立金、駐車料金などを毎月支払わなければいけません。また共用部分のリフォームや建替えの際には他の居住者の同意が必要になるなど、一戸建てでは必要のない出費や制限があります。また固定資産税についても減価償却期間が48年と長いため、税金を支払う期間が一戸建ての2倍かかるといわれています。当然敷地も購入者全員の共有物になるため、自分専用の庭があったとしても売買や賃貸することはできません。


さらにマンションは居住エリアが密接していますので、上下階や隣人の騒音トラブルなどが起こることも考えられます。すぐに引越すということも難しいので、この騒音トラブルは非常に大きな問題になるといえるでしょう。また部屋のつくりに関しても、限られた空間を機能的に配置しているので、場所によっては日当たりがほとんどない部屋がある場合もあります。そして家と駐車場または駐輪場などに行くまでに距離があるというのも以外に大変です。特に小さいお子さんがいるお母さんの場合、たくさん買い物をした荷物とお子さんを抱えて部屋までたどり着くというのはちょっとした重労働といえるでしょう。ここまでデメリットを中心にいろいろ挙げましたが、当然これと同等もしくはそれ以上のメリットもありますので、改めてマイホーム購入の際は熟考することが必要でしょう。