私は奈良県に住む53歳の労働基準監督官です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
大半の人にとって人生で一番高い買い物になるといわれているのがマイホームの購入です。いつかはマイホームを手に入れたいと考えているけれど、高い買い物であるがゆえについ購入に慎重になる人も少なくないのではないでしょうか。マイホーム購入者の大半が利用する住宅ローンの金利については、現在は歴史的にみても極めて低金利の状態となっています。住宅ローンは基本的に多額の金額を長期間にわたって返済していくものですので、わずかな金利の違いであっても長い目で見ると返済額は大きく違ってくることになるのです。また、2014年4月からは消費税が増税されましたが、住宅の消費については急に落ち込まないよう住宅ローン減税の拡充や新たな給付金制度も創設されました。
これは、住宅産業はすそ野の広い産業であるため、住宅の購入件数が景気に及ぼす影響が大きいことから政策的に配慮されているためです。いつかはマンションを購入したいと考えているのであれば、長らく賃貸住まいで家賃を払い続けているよりも、今の低金利の状態であれば出来るだけ早く購入を決断するのもよいのではないでしょうか。なお、住宅ローンの金利には返済期間中は金利が変動しない固定金利型と、市場の金利動向に応じて将来的に金利の変動リスクがある変動金利型の商品があります。どちらのプランを選ぶにしても、住宅ローンの設定時は借りられる金額の上限額を意識するのではなく、自分たちの世帯収入で無理なく返済できるプランを組むとよいでしょう。