僕は長野県に住む56歳のシステムエンジニアです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

マンションか一軒家か、マイホームを購入する際に迷う方は多いと思います。好みにもよりますが、どちらの方がよりメリットが多いのでしょうか。マンションの最大のデメリットは、土地がないことです。相続するにも区分所有権だけしか対象になりません。一軒家の場合、多くは土地と建物を両方購入することになるわけですから、大きな違いです。また、マンションは、自分の意思だけで建て直すことができませんし、暮らしているうちに、住人全員の意見が一致しなければならない局面に遭遇します。土地も建物もすべて自分の物であり、他人を気にせず、処分も使用もできる点では、一軒家の方がまさっています。しかし、マンション人気は非常に高く、そのメリットに皆実は気づいています。

マンションは、同じ大きなひとつの建物に住んでいるにもかかわらず、隣人同士の人間関係が疎遠で、他の家庭に干渉しない傾向があります。個人主義社会の現代において、この特徴は最大のメリットになりうるのです。地域社会のつながりが声高に叫ばれることもありますが、それを煩わしく感じる人が多いのも事実です。戸建であると、近所付き合いは避けられません。いくつかの戸建てが群をなして建っているような場合には、前の家の人がいつ出かけていったのか、いつ帰ってきたのか、そういったプライベートも容易に把握されてしまいます。この点、一つ一つの部屋の遮音性に優れ、ドアが横並びについている集合住宅は、他人のプライベートをのぞきにくい作りになっています。個人主義を掲げる人であれば、集合住宅がおすすめです。