マンション購入に必要な自己資金の額とは(山口県/航空自衛官/47歳/女性)

私は山口県に住む47歳の航空自衛官です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションを購入するにはある程度まとまった自己資金を用意する必要があります。ここでいう自己資金とは住宅ローンなどで借り入れをする以外の資金のことです。一般的に、マンションを買うするために必要な自己資金は物件の2割程度となっています。これは、従来の住宅ローンでの借入額の限度が物件価格の8割までだとされてきたためです。新築のマンションを買うためには、部屋本体の代金のほかに、購入のためにかかる諸経費が物件価格の4パーセント程度かかります。中古の物件を買う場合でも、不動産会社に支払う仲介手数料として物件本体の代金のほかに、物件価格の10パーセントの費用がかかります。こういったことから、実際に物件を購入するにはその30パーセント程度の自己資金があると望ましいとされています。


現在では全く自己資金を持っていなくても住宅ローンが組める場合もありますが、自己資金を持たないでマンションを購入することは避けましょう。物件の取得には印紙代や不動産取得税などの諸費用がかかるほか、新築の物件を買った場合は、修繕積み立て一時金を数十万円支払わなければならないこともあります。また、住宅ローンを組むときにも諸費用が発生します。これらの費用は、抵当権にかかわる登録免許税、融資手数料、保証料、団体信用生命保険料などです。このほかの雑費として、引越しにかかる料金や家具などを買うための費用もかかります。マンションを買うときは、買ったあとの家計の収支がどうなるかしっかりと予想したうえで、無理のない返済計画に基づいた住宅ローンを組むようにしましょう。