マンション購入における築年数と価格(愛媛県/航空従事者/52歳/女性)

私は愛媛県に住む52歳の航空従事者です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションは新築で購入しても住んでしまえば、中古扱いとなる。中古となると、価格が大きく下がることが世間でも知られており、購入する側からみると築浅の中古マンションは人気が高く、売却に出されても取引が成立しやすいことが多い。築5~10年程度の中古マンションは新築時より安いとはいえ、まだ十分に価格が下がっていないことがある。実際、築6~15年の中古マンションの取引件数は非常に多い。しかしそれが築15年を超えると取引件数も減り、価格があまり下がらなくなる。また、新築を購入する場合、価値が上がるとは思わない方がよい。上述の通り、一度すめば中古になるため価値が下がる。築年数に関連して資産運用への影響もある。運用を考える場合、新築は下落の可能性が高く、中古はその影響が少ない。しかし中古の場合は築年数を重ねることで老朽化などの影響もある。


もし、築30年以上のマンションを検討している方は注意が必要である。1981年以降の耐震基準に基づいて建てられた物件かどうかをまずはチェックが必要である。またはその後に耐震補強工事を行っていて新耐震基準同様の耐震性能があれば問題ない。また、修繕計画の実施状況は確認したほうがよい。修繕計画に基づいた修繕を実施していないと、メンテナンスが不十分で建物の寿命も短くなる。もう1つ、立地条件を確認しておく必要がある。立地条件は別の場所がよいと思っても後から変更することができないからである。築浅で立地条件が良い場所があればねらい目といえる。中古を検討している方はどうしても値段に目がいきがちであるが上記のように築年数による不安要素を解消しておき、安全な家を手に入れるべきである。