僕は和歌山県に住む28歳のPAエンジニアです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
新築マンションの価格基準については、土地価格や建築工事費などの原価の動向によって影響を受けて、実際の分譲市場での販売動向や、購入する人の年収の動向によっても影響を受けるので変わってきます。こうした基準をベースとした上で、建物の立地条件、交通の便利さ、住戸の向き・位置、間取り、眺望・景観、共用部分の仕様や敷地の状況などをもとに、販売時の金額設定が行われます。こうした金額設定は、周辺地域における新築マンションの販売事例や販売状況を把握したうえで、その事例と当該マンションの比較をもとに決められることが多いようです。つまり、新築の金額の多くは、原価の動向と、周辺地域の販売事例との比較によって、決められるということです。
これに対して、中古マンションの価格は、建てられたときの原価の関係性はほとんどなく、周辺地域の販売事例との比較によって決められます。しかし、土地の金額や建築工事費といった、原価の動向とまったく無縁というわけではなく、ある程度の影響は受けるようです。それは、周辺地域で分譲されている新築の金額の影響を受けるためです。過去の売買単価は、築18年~21年といったある程度の築年数が経っていても、さほど差がありません。築22年以上はデータがない為不明。原価的には土地の金額と、建物価格の和であることから、経年によって、建物の金額がある程度減価された後は、土地の金額を主体として、新築の金額の一定の割合で価格が決まることは、十分に考えられます。