僕は岩手県に住む69歳の警務官です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションを購入する際には住宅ローンを利用する人が多いです。代金全額を現金で用意することができる人は、ごく一部の裕福な人だけに限られているのが実情ですので、多くの人が住宅ローンを借りることを前提にして購入交渉を進めます。どこの金融機関でも、利用者の年収額に応じた金額しか融資してくれません。だいたい年収額の25%が限界とされているのが普通です。年収が低い人の場合には、いくら35年ローンを組んだとしても借りることのできる金額がかなり低くなってしまいます。お金を貸す金融機関側としては回収不能になってしまうと困りますので、申し込み者の支払い能力に合わせて融資額を決定します。客観的に見れば、その方が利用者の保護にも繋がります。
しかし、年収の壁に阻まれて必要な金額の住宅ローンを組むことができないとなると、欲しいマンションを購入することができません。そのような場合には、もしも夫婦共稼ぎであるならば、夫と妻の収入を合算して住宅ローンを組むという方法や、夫と妻それぞれが住宅ローンを組むという方法を取ることができます。1人1人の収入額が少なくても2人合わせれば結構まとまった金額になりますので、住宅ローンの融資額を大きくしてもらうことができます。また、マンションの所有名義も分けるようにすれば、夫婦のそれぞれが住宅ローン控除を受けられる可能性が出てきますので、節税効果も期待することができます。もちろん一定の要件を満たしている必要はありますが、かなり有利です。