僕は山形県に住む30歳の大学教授です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションで気がかりなのは地震です。耐震への備えがどのようになっているのか、建てられた時にどういう建築法で建てられたのかなど、気になることが沢山ありますね。新築のマンションですと、現在わが国が定めている厳しい新耐震設計基準を、きちんとクリアーしていますので構造上は問題ないです。地震の多い日本では、耐震に対する基準はとても厳しいものですので、工事の業者が役割をしっかり果たしていれば、まず大丈夫でしょう。しかし、そこは納得がいくまで建物の構造を訪ねて不安を解消しましょう。特に地震の多い地域でマンションを購入される時は、耐震基準のレベルをしっかり把握して書面にされたものを貰わないと、購入後にも不安が残りますね。
新耐震設計基準をクリアーしているということは、もし地震で建物が揺れても崩壊までには至らないということです。つまり命を落とすところまではいかないということです。では中古になると、実際にはどれだけの耐震性が備わっているのか心配になりますので、確認の仕方として建築確認申請の日付が1981年の6月1日以降になっていれば、新耐震設計基準に達していることになります。ただ古い建物だから耐震性がないということにもなりません。中古でも新築以上の耐震性を備えた物件はありますので、ご自分の目と足で歩いて説明を受け、どうしても素人では判断がつかないと思った時は、専門家に依頼して診断をしてもらってから契約をするやり方もあります。