私は福島県に住む62歳の医療監視員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
現在では、銀行などの住宅ローンを組む場合、変動金利にしているケースが多いです。しかし、長期的に考えると変動金利だけに絞ってしまうのは避けたほうが賢明です。変動金利は、そのときどきの経済の状況を反映して変動するため、住宅ローンを借りた後も年に2回、金利の見直しが実施されます。今後、経済状況が良くなっていけば、現在よりも金利が上昇していくと考えられるため、その点を考慮する必要があります。また最初の何年かは金利を固定しておいて、その後に変動金利と固定金利のどちらかを選べるローンもあります。金利が上昇すれば、ローンの返済額も増えていくので、先々の資金計画もマンションを取得する際には、よく考えておくことです。
固定金利はその期間中、金利が一定で、その意味では毎月の返済額も決まっているので安心だといえます。しかし、基本的に変動金利より高めに設定されています。特に、固定期間が長くなればなるほど金利は高くなります。今は確実に変動金利のほうが安くなっていますが、これから先、金利が上昇したときに、最初に選んだ固定金利のほうが安くなる可能性もあります。現在のように政策金利が0.1%に据え置かれている時期は、変動金利の格安さと、10年の中期固定金利や、20年から30年の長期固定金利の安定性を上手く組み合わせる方法が得策といえます。これにより、金利の安いメリットを享受しながら安全を確保し、リスクを分散することができます。