マンション内覧会時のキッチン点検ポイント(香川県/テレビディレクター/62歳/男性)

僕は香川県に住む62歳のテレビディレクターです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


完成した建物の不具合の有無を点検するマンション内覧会で、最も多くの人が関心を寄せるのはリビングルームの仕上がりです。リビングルームは住居の中で一番広い面積を占めていますし、かなり長い時間を過ごすことになるのがリビングだという人が少なくありません。また、家族が団欒する大切な場所ですから、嫌が応でも高い関心を持つことになります。しかし、家事を一手に引き受ける主婦の場合は、少々事情が変わってきます。やはり、毎日自分が使うことになる設備の使い心地が気になりますので、キッチンの仕上がり具合が一番気になるという主婦が多いです。マンション内覧会へ行った場合、キッチンでまず点検するべきなのは、水漏れの有無や排水の具合です。


水がきちんと出ることが一番大切ではありますが、万が一水漏れや排水管の詰まりなどが生じていると、実際に使用を開始してから大変な目にあってしまうことになりますので、それらの点をまず最初に確認するべきです。これらの点に何も問題がないことが確認できたならば、タイルの施工状態や、シーリングの状態、吊戸棚の取り付け状態などをチェックするとよいでしょう。タイルが歪んで貼られていたりするのは論外ですが、目地がキレイに充填されていないと、そこから劣化が進んでしまいます。また、シーリングが雑になされていると、そこから水が染み込んでしまいますので、きちんとやり直してもらう必要があります。さらに、吊戸棚の取り付け具合が不良だと、扉のズレやガタつきが発生する可能性があります。