マンション内覧会へ行った場合には(福井県/ノンフィクション作家/22歳/男性)

僕は福井県に住む22歳のノンフィクション作家です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの出来上がり具合を点検するマンション内覧会へ行った場合には、五感をフルに活用してチェックしてくることが必要です。五感と言っても、マンションを食べるわけにはいきませんから、味覚が活躍する場面はありません。しかし、それ以外の視覚、触覚、聴覚、嗅覚は皆フル稼働させる必要があります。目で見たり、手で触って確認するシーンは比較的想像しやすいでしょうが、聴覚や嗅覚については、いったい何に使えばよいのか見当もつかないという人もいるはずです。まず聴覚が活躍する場面は、水廻り設備をチェックする時です。浴槽に水を張る際に、必要以上に大きな音が出ることがあります。この音のことをウォーターハンマーと呼びます。この音は調整してもらうことができますので、必ずチェックする必要があります。


また、インターフォンの動作確認をする場合にも、聴覚が活躍することになります。さらに、クローゼットの扉やドアの開閉をする際には、スムーズな開閉ができるかを確認するだけではなく、不快なきしみ音などが出ないかについても確認しておく方が望ましいです。一方、嗅覚の方は、室内や点検口の中の臭いを確認する際に必要になります。新築マンションの室内は、新しい建物独特の臭いが立ち込めています。その臭いがあまりにも強烈な場合には、アレルギーが出てしまう可能性があるので要注意です。でも、普通に新築の建物っぽい臭いがする程度であれば、何の問題もありません。気をつける必要があるのは、カビ臭い臭いがする場合です。点検口の中に、湿気がこもってカビが発生しているようなこともありますので、カビ臭さがあるかないかを、きちんと確認する必要があります。