マンション内覧会の役割とチェックポイント(北海道/インテリアデザイナー/52歳/女性)

私は北海道に住む52歳のインテリアデザイナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの内覧会は、図面段階で契約した購入者に現物をお披露目する機会です。通常、建物の引渡し数週間前~1ヶ月前に行われるもので、マンション購入者がマイホームを初めて確認できる機会となるので、非常に重要なものです。内覧会にどう臨むかで、入居後の安心感や満足感に大きな差が出てきます。内覧会の日が近づいてくると、まず売主から案内状が届きます。内覧会の開催は週末に行われるのが一般的ですが、大規模マンションの場合は平日に開催されるケースもあります。もし指定された日時の都合が悪い場合は、遠慮なく変更をお願いして、自分の都合に合わせてもらうようにしましょう。室内チェックの所要時間は最低2時間はかかります。


内覧会に行く時は、必ずメジャー、ビー玉、筆記用具、デジカメなどを持っていき不具合がないかどうかを確認しましょう。まず、壁や床などに傷やへこみがないかを確認しましょう。ビー玉を転がして、床の傾きがないかも確認しましょう。建具などの動作を確認することも大切です。ドアやサッシ、網戸などを自分で実際に動かして確認してみましょう。動きが重いと思えば、必ず施工会社に聞くようにしましょう。また、冷蔵庫スペースや窓の大きさを採寸しておくと、引っ越し後スムーズにいきます。部屋の中だけでなく、バルコニーなどの外回りを確認する必要があります。壁や床に傷がないかを十分注意してチェックするようにしましょう。また、共用部分のチェックも丁寧にしておくようにしましょう。