私は福岡県に住む37歳のPAエンジニアです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
内覧会とは、マンションの施工が終わって引き渡しの前に、買主が実際に物件のチェックをすることです。引渡し前の最終関門ともいえるものですので、丁寧に細心の注意を払ってチェックする必要があります。ここでは、内覧会を成功させるためのいくつかのポイントを挙げていきたいと思います。まずは、床や天井、壁といった建物の基本的な部分についてですが、傾きやシミ、傷、へこみなどがないかどうか確認します。特に床は目視で確認するだけでなく、水平器を持参して傾きがないかどうか確かめ、歩き回っておかしなところがないか調べます。扉やサッシ、網戸といった建具も、見るだけでなく実際に開け閉めをして、スムーズに動くかどうか確認します。
キッチン、トイレ、浴室などの水回りは特に注意してチェックしたいものです。きちんと水が出るか、また排水はスムーズにできるか、水漏れはしていないかなどを実際に水を流してみて調べます。また、室内の設備器具が正常に動作するかどうか、一つ一つ調べます。エアコンや換気扇などは実際にスイッチを入れ、振動や異音はないか確認します。施工業者や分譲業者のスタッフが同行する場合は、これらの設備について説明がありますので、疑問点などがあればすぐに聞きましょう。問題点が見つかった所はテープを張り、目印をつけます。こうして指摘された問題点は、次回の再内覧会までに修正され、買主が再び確認することとなります。内覧会でのチェック作業は、注意力の必要な作業となりますので、信頼できるご家族を連れて分担してもよいでしょう。また、一級建築士のようなプロに同行を依頼し、客観的なアドバイスを得ることも大きな助けとなります。