マンション内覧会について(熊本県/衛生検査技師/43歳/女性)

私は熊本県に住む43歳の衛生検査技師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションが竣工すると、そのお披露目会とも言える内覧会が開催されます。契約締結以降、ずっとマンションの完成を待ち構えていた購入者にとっては、待ちに待った喜びの日です。しかし、この内覧会が終了すると、引き渡し前の最終手続きである残代金の支払いが控えていますので、喜びに浮かれてばかりはいられません。建物に瑕疵がないかをきちんと確認し、もし瑕疵を発見した場合には入居までに直しておいてもらえるよう、きちんと依頼しなくてはなりません。マンションの中には、内覧会の時点では共用部分の工事が完全に終了していないようなところもあります。本当は、全て完了した時点でチェックしたいところですが、引き渡しスケジュールの都合で、そのようになっているケースが少なくありません。


当日の流れはどのようになっているのかというと、現場に到着したら、何はともあれまず受付手続きを済ませる必要があります。そこで、当日のスケジュールの大雑把な説明や利用できるトイレの場所などの説明を受けます。完成したとは言え、まだ室内のトイレを使用することはできませんので、注意する必要があります。マンション販売会社によっては、チェックにかける時間を制限してくるところもありますが、律儀に守る必要はありません。一般的に言って、十分なチェックをするためには、2~3時間かかるのが普通です。そうであるのにも関わらず、所要時間を30~60分程度に制限されてしまったような場合には、抗議した方がよいでしょう。入居後に揉めてしまうよりは、この内覧会でしっかりチェックして、直してもらうべき所はきちんと直してもらうようにするのが一番です。