マンション内覧会で浴室をチェックする場合(熊本県/パティシエ/65歳/男性)

僕は熊本県に住む65歳のパティシエです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


最近の新築分譲マンションには、一般的な建売の一戸建て住宅に比べて浴室が広めになっていることを売りにしているケースがよく見られます。一般的な建売住宅の場合、浴室は一坪タイプになっていることが多いです。一坪タイプの浴室でも、賃貸マンションの浴室よりは広めであることが多いので、それなりに満足することができます。しかし、分譲マンションの場合には、一坪タイプの浴室よりももっと広い浴室が設置されているケースが多いので、お風呂に入るのが楽しみになったという人が少なくありません。しかし、入居後に快適にお風呂に入りたいと思うのであれば、内覧会の際にしっかりとチェックしておく必要があります。広さだけを見て満足してしまう人が多いですが、各種の点検が必要です。


ユニットバス自体は工場出荷品ですので、浴槽自体からの水漏れを心配する必要はほとんどありません。しかし、万が一ということがありますので、内覧会の一番最初に浴槽に水を張って、その水位を示すテープを貼っておくようにすると便利です。全ての点検が終わった時点でもこの水位が下がっていなければ、浴槽からの水漏れが発生していないことを確認することができます。また、浴槽や壁パネルに目立つ傷がついている場合には、施工会社に確認してみるとよいでしょう。一番重要になってくるのは、排水状態です。浴槽に張った水を抜いた時にスムーズに排水されるか、洗い場の排水口にシャワーヘッドを持っていって勢いよく水を出した際にその水がきちんと流れるかなどを、しっかり確認する必要があります。