マンション内覧会での玄関廻りチェック(愛媛県/ドリラー/28歳/男性)

僕は愛媛県に住む28歳のドリラーです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


玄関は、その家の顔とも言うべき非常に大切な場所です。しかし、マンション内覧会で、この玄関の点検を念入りに行うという人はあまり多くありません。そもそも、居室の面積を広めに確保するために、玄関のスペースは最低限の面積になっている物件が多く、あまり真剣にチェックすべき場所はないようにも見えます。しかし、購入者の目が行き届かなくなりがちな場所であるからこそ、一番手抜き工事が発生しやすい場所だと言うことができます。入居後しばらく経ってから施工の不備に気がつくというケースが非常に多いので、玄関廻りについてもしっかりチェックしておく必要があります。玄関には窓が設置されていない住居が多いので、暗くてチェックしにくいケースが多いのですが、小型の懐中電灯などを持参すると便利です。


最近のマンションの玄関には、大理石が用いられるケースが多いです。大理石には高級感がありますので、多くの購入者に喜ばれています。この大理石は自然石ですので、模様や色の配置などがキレイにまとまっているとは限りません。そのまとまりのなさこそが自然石を使用している証拠なのですが、これを嫌がる人もいます。しかし、人工大理石ではない以上、どうしようもない部分がありますので、自然石ならではの風合いだと割り切る必要があります。一方、下駄箱の下の施工は、一番手が抜かれやすい部分ですので、この部分については懐中電灯などを使ってしっかりチェックしなくてはなりません。クロスの貼り方が雑になっている場合などは、きちんとやり直してもらう必要があります。