マンション共用部分に関する注意点(北海道/航空整備士/52歳/女性)

私は北海道に住む52歳の航空整備士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションには共用部分というものがあります。購入したマンションであっても、共用部分は好きにすることはできないのです。まずは入口のエントランスや廊下、階段、エスカレーターなどの施設が浮ぶかと思いますが、他にも共用部分は存在します。意外と忘れがちなのが、ベランダと窓です。窓は好きにできるのでは、と思われがちですが、外から見える部分で、マンション全体の外観に影響します。そのため、共用部分とみなされて改装をする際に制限がかかることがあるのです。たとえば、耐震補強のため窓を丈夫なものに変えるといった内容ならNGがでることはほとんどありませんが、窓の見た目が大幅に変わるような改装はしてはいけないとされることがあります。


一方比較的わかりやすいのが、玄関扉です。外と中を繋げる扉で、外から見える部分ですから、扉は共用部分として扱われていることがほとんどです。また、窓以上にうっかりしがちなのが水回りや大きな柱です。これはマンション構造上変えられない部分に当たることが多いので、室内の設備ですが勝手に改装できないことになっている可能性があります。これらの内容はマンションを購入する際に確認するようにしましょう。後々リフォームやリノベーションを考えているのならさらに注意深く見る必要があります。こういった共用の設備が非常に充実しているところもあり、一概に自分の好きにできないから悪いとはなりません。皆で管理する部分なので個々の負担が小さくなるのもメリットです。