マンションを選ぶ時の選び方については、騒音問題が気になります。(佐賀県/監督/25歳/男性)

僕は佐賀県に住む25歳の監督です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションを選ぶ時の選び方については、まず集合住宅ということで、騒音問題が気になります。チェックポイントとしては、床コンクリートの厚さ(=スラブ厚)が、200ミリ以上あるかどうかを確認しましょう。スラブ厚が薄い場合には、上の階の住人の生活音が下に響きます。歩く時のスリッパの音や、小さい子供さんがいる場合には、飛び跳ねたりする音がドスンという音になって、下の階に響きます。床の仕上げ材として使っているフローリングは、遮音効果の高いもの(裏に遮音材を貼ってあるもの)かどうかについても確認しましょう。騒音問題は、気になりだしたらノイローゼ状態になる方もいるなど、深刻な問題ですので、スラブ厚に関しては重要なチェックポイントとなります。


スラブ厚ほど深刻ではありませんが、壁の厚さも重要なチェックポイントとなります。ローコスト化のために、クロス下地とコンクりート壁の間に、空気層を設けずに、コンクリートに直でクロスを貼ったマンションも実在します。そのような壁の場合には、やがてコンクリートの湿気が浸みだしてきます。その結果、クロス全体にカビが発生してしまいます。それによって、身体を壊してしまう可能性もあります。また、マンションの躯体に、どれだけ断熱効果が工夫されているのかも確認しましょう。断熱対策がなされていない場合には、外壁の温度が直に伝わってきて、冷暖房の効率が悪くなります。その結果、結露が発生して、カビの原因にもなります。サッシについては、サッシのガラスもペアガラスであれば、省エネとなりますので、チェックポイントです。