マンションを購入する際の築年数について(新潟県/衆議院議員/57歳/女性)

私は新潟県に住む57歳の衆議院議員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


新築マンションを購入するのは難しいけれど、中古なら購入できるという人も少なくありません。また中古物件でもいくつかのポイントをおさえておけば、お得に購入することも可能です。近年の手抜き工事などのニュースを見聞きすると、新築だから必ずしも優れているわけではないということがわかります。まず中古マンションの購入において、ねらい目となる築年数はどれくらいかという問題があります。中古マンションには築年数によって下落幅に差があります。新築してから最初の15年が下落率が高く、その後価格が安定するというデータがあります。古いマンションにはデメリットもありますが、価格下落によるリスクを考えると、築15年を超える物件も資産としての価値が十分にあるといえます。


また築年数をみると同時に、その物件が何年に建築されたかということも非常に重要です。1981年の建築基準法の改正により、この年を境に建物に高い耐震基準が設けられることになりました。よってこの年以降に建てられた建物であれば、それ以前に比べ耐震性が高いといえます。ここで注意するポイントとしては、完成年月日ではなく、建築確認申請の承認がおりた時期を確認するということです。特にマンションの建設は、一戸建てに比べると時間がかかるものなので、可能であれば建築確認の時期をチェックすることがおすすめです。もちろんこの年以前に建てられた物でも、新耐震基準の条件をみたしているものもあります。これはあくまでも購入する際のひとつの目安としてとらえ、よい物件を見逃さないようにすることが大切です。