マンションを購入する際の年収は(岐阜県/ミュージシャン/55歳/女性)

私は岐阜県に住む55歳のミュージシャンです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションを購入することが決まった際に、人はまず何から始めるでしょうか。立地や周囲の環境を考えて地域を絞るでしょうか。モデルルームの見学に行って、リアルなイメージを掴もうとするでしょうか。自分たちの理想の生活スタイルや好み、将来設計を踏まえたライフサイクルを重視するでしょうか。これらのことは、いずれも間違いではありません。しかし、重要なことの一つとして、忘れてはならないのが「お金」のことです。子供の教育費や老後の生活費などのことも考えて、自分たちに買える物件をきちんと選ぶ必要があります。その時に、重要な判断材料となるのが、「年収」です。ここで言う「年収」とは、手取り額のことではなく、税金や社会保険料を差し引く前の額面金額です。


よく分からない方は、毎年1月に会社から出される「源泉徴収票」で前年の年収をチェックしてみましょう。さて、では無理なく返済して行ける割合(返済負担率)とは、どれくらいなのでしょうか。これは、一般的には年収の25%くらいまでとされています。もっと言えば、理想は20%以内と言われています。これを超えるような返済計画は、月々の生活を圧迫することになるので立てないようにすることが賢明です。一方で、住宅ローンを融資をしてくれる金融機関では、収入基準を設けています。これは金融機関によって異なりますが、一般的には年収400万円未満で30%、400万円以上で35%までとされています。しかも、ここで言う返済負担率には住宅ローンだけでなく自動車ローンや教育ローンなども含まれるため、住宅ローンを組む予定のある方は、その他のローンを整理しておくことがオススメです。