マンションを購入する際に値段と同じように気になるのがどれくらい長く住めるか?(島根県/石工/49歳/女性)

私は島根県に住む49歳の石工です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションを購入する際に値段と同じように気になるのがどれくらい長く住めるかです。物と言うのは必ず壊れてしまう為、マンションにも同様に耐用年数という物があります。工事を行ってからどれくらいで建て替えなどが必要になるかと言うのを大まかな年数で表すことが可能です。平均的には46年前後で建て替えが必要になりますが、必ずしも46年前後で建て替えが必要というわけではないのです。建造物の寿命と言うのは建物本体に使用するセメントの比率や鉄骨の分厚さによって大きく耐久性が異なります。また、建物そのもの以外でも土地そのものの地層が強固であれば同様に寿命が長くなりますし、逆に幾ら頑丈な建造物でも土地が地崩れを起こしやすい場合には倒壊してしまうというデメリットがあります。


また、建造物自体だけではなく、配管などのメンテナンスのし易さも耐用年数に加味されます。特に水道系の配管が脆い場合には建物内の、木材などを腐らせてしまったり電気系をショートさせてしまう、という事が有り得るのです。そうなると建物自体が頑丈であっても建て替える必要性が出てきてしまいます。また、定期的なメンテナンスも重要になります。外壁部分の状態を修繕するだけではなく、コンクリートにヒビが入っていないかどうかなどの確認をする事で問題があった場合には、速やかな修繕や強化を行う事で寿命を延ばすことが可能になります。また劣化対策を建築時に行っている場合には耐用年数も90年近く伸びている物が最近では多くあります。