マンションを所有したら固定資産税がかかる(福島県/行政官/56歳/女性)

私は福島県に住む56歳の行政官です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションを購入すると固定資産税の納付書が5月1日に所有者宛にマンションの所在地の自治体から郵送されてきます。固定資産税は国税ではなく、地方自治体に納める税金で、税率は100分の1.4と決まっています。しかし、都市によっては、さらに都市計画税が要求される地域もあります。マンションの場合の固定資産税は一軒家と違って、土地の価格がマンションのフロア数によって分割されるので若干安くなり、家屋部分と別々に評価額から課税額が計算されます。家屋部分の評価額はマンションの構造体、築年数などから一定期間減額された税額が課せられます。評価額に不服がある場合は60日以内に固定資産評価審査委員会に審査の申し出をすることができます。


固定資産税は、土地と家屋の税額を合算したものが請求されますが、4期に分けて分納するか、全額前納するかは、支払い者が選択でき、どちらで支払っても同額です。固定資産税の納付場所も銀行や郵貯といった金融機関だけでなく、今はコンビニでも支払いができるような納付書になっている地域も増えています。期日までに支払われないと、地方自治体から督促状が届き、督促手数料が徴収されたり、延滞料金が発生します。また、地方自治体の指定する金融機関の口座振替を指定すれば自動的に引落がかかり納付する方式にすることも可能です。それから、仮に住んでいなくても所有している限り、毎年支払義務が生じます。賃貸している場合は家賃収入の経費として計上できます。