僕は愛知県に住む66歳の栄養士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
これまでの日本は身近に犯罪の影を感じることはまれでしたし、名前の知れたデベロッパーやゼネコンが建てたマンションが倒壊するほどの欠陥があるなど誰も考える必要のないことでしたが、地震の危険が叫ばれ犯罪が凶悪化する中で、マンションは安全という条件は外すことができない重要な選び方になっています。最近の超高層マンションなどでは、敷地および建物、住戸と3重のセキュリティを監視カメラや防犯センサー、テレビモニター付きインターコムなどの最新の機器で行うことが多くなっています。ただ犯罪の防止という角度から見た場合、どんなに大量の監視カメラやセキュリティシステムを取り入れても、ハード面だけで安全性を確保することには限界があります。
そのため、ハード面での環境の整備と同時にコミュニティというソフト面での強化が必要不可欠なのです。実際に住民同士がお互いに挨拶をすることで、部外者の侵入者に対する大きな抑止力になるという調査結果もあります。また、もう一つ重要な安全性が耐震性に関わることです。以前に耐震強度偽装事件があって以来、マンションを供給するデベロッパーの側でも、安全性を積極的にアピールするようになりました。最近分譲されているマンションの多くは、住宅性能評価書というものを取得しています。これは2002年に住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づいて定められた住宅性能表示制度で、国土交通大臣が指定した第三者機関が品質をチェックするというものです。