マンションは値引き出来るのか(香川県/議員/45歳/男性)

僕は香川県に住む45歳の議員です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一生に一度の大きな買い物でもある住まいの購入。出来る事なら少しでも安く買いたい。それは誰しもが思うことでしょう。とはいえ集合住宅であるマンションは、中古であれば、売り手と買い手の条件交渉の駆け引きがありますが、新築の場合、基本的には定価です。しかし、売り手側の事情で、「値引きをしてでも売ってしまいたい」、そうゆうタイミングも実際にはあります。多くの新築マンションは、竣工する前に売り切られてしまいます。しかし中には既に建物が完成して、入居も始まっているのに、特定の部屋だけがまだ売れない。そんな物件もあります。あと一戸、棟内モデルルーム公開中…そんな物件は、実は売れなくて困っていることが多いです。


売れない間は販売員も常駐していて、人件費もかかっています。すでに入居が始まっているというのに、管理費などもその部屋分を払う人がいません。こうした物件は、なんとか売ってしまいたい。そこで「モデルルームの家具をつけます」「オプションのサービスをつけます」などと言って割安感を出していきます。こうした竣工済みの物件は、その販売期間が長引くと、値引きの期待も高まるところです。「年度末で利益が出ているので、この際、赤字覚悟で今期中に竣工済みを売り切りたい」。そんなタイミングは、値引きのタイミングということもあるかもしれません。しかし、こうした物件は「売れずに困っていた」物件です。ほかの部屋より人気が無かったのは事実です。日当たりがよくない、間取りがよくない、などがある可能性もあります。安いからといって納得のいく物件を我慢して買わないように、慎重な物件選びをお勧めします。