マンションの頭金の額を決める場合には(茨城県/照明技師/37歳/男性)

僕は茨城県に住む37歳の照明技師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの頭金の額を決める場合には、マンション購入後のライフプランをしっかりと決めておく必要があります。頭金の金額が大きければ大きいほど、その後の住宅ローンの返済負担を軽くすることができますので、有利なのは確かです。しかし、現在持っている貯金全額を頭金に充ててしまうと、マンション購入後に万が一のことが起こった場合に、対処することができなくなる可能性があります。いつ病気になったり怪我をしてしまうかわかりませんし、突然勤務先が倒産したり、リストラの憂き目にあってしまうようなこともありえます。そのようになってしまった場合に慌てずに乗り切るためには、最低でも半年から1年分程度の生活費を手元に確保しておきたいものです。


また、マンション購入後に子供を持ちたいという希望を有している場合には、その子供の養育にかかる費用も考慮に入れる必要があります。子供が生まれれば、支出額が大幅に増加します。単に食べ物と寝る場所を与えておけばよいというものではありませんから、大学卒業までにかかる教育費などについてもキッチリと想定しておく必要があります。一般的に購入価格の2割程度の頭金を用意することが望ましいと言われていますが、ライフプランを無視してまで、2割を捻出するというのは考えものです。いくら立派な器を購入することができたとしても、その中で暮らしている人が幸せであってこそのマイホームですから、場合によっては購入計画を延期したり、物件価格を低めにするなど、柔軟な対応を取る必要があります。