僕は東京都に住む30歳の作家です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
二重床や二重天井になっていないマンションは、間取り変更ができず、気に入っても長く住むことが難しいかもしれません。そのため、これからマンションを購入する方は、二重床・二重天井になっているか確認するようにしましょう。二重床とは、マンションの床スラブと呼ばれるコンクリート板とフローリングなどの床仕上げ材の間に空間をとる二重構造のことで、この空間に給排水管やガス管などが通っています。床が二重構造になっているメリットは、床下の設備配管類が床コンクリートに埋め込まれることがないため、位置の移動が容易になることです。逆に直床タイプでこの設備配管類がコンクリートに埋め込まれていると、交換や移動が難しくなります。
マンションではコンクリートの寿命は60年から100年ほどと言われており、寿命が15年程度と言われる設備配管類をコンクリートに埋め込んでしまうと交換ができず、工事が大がかりになっていしまいます。床が二重構造になっていれば、間取り変更のリフォームに対応しやすくなるだけでなく、設備配管類によるコンクリートの欠損もないため、遮音性能の観点からも有利になり、清掃や交換もしやすくなります。二重天井も同じように、天井のコンクリート板と仕上げ材の間に空間を取って二重構造になっており、この空間に電気配線や水回りの換気扇のダクトなどを通しています。二重床や二重天井にすることで、ライフスタイルや家族構成の変化に伴う間取り変更のリフォームがしやすくなります。