私は岡山県に住む66歳の家庭教師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションの間取りを選ぶときは、方角にも注意しましょう。同じ間取りの部屋でも、採光が悪いと部屋の雰囲気も変わってきます。また、同じ間取りでも南向きか北向きかで価格が大きく異なるので、注意が必要です。マンションはリビングの向きによって価格が決められます。日本では日当りのよい家が好まれるため、一般的には南向きが一番高く、次いで東、西、北の順に価格が安くなります。南向きのリビングは採光がよく、1日の中で明るい時間帯が長く、日中は冬でも暖かいので暖房は最小限で済みます。天気のいい日は洗濯物がすぐかわき、布団などを干すのにも最適です。ただし、他の方角の住戸と同じ面積でも価格が高めで、カーテンなどが日焼けしやすく、反対側の居室は北向きになるので暗く感じます。
東向きの場合、午前中の日当たりがいいので朝の目覚めが爽やかになります。朝早めに活動する人や、午前中に家事を済ませる人に向いているといえます。また西向きの場合だと、午後の日照時間が長いので、夕方まで部屋は明るく、室内も暖かく過ごせます。ただし、夏の午後は部屋が暑く、冷房に頼りがちになる傾向があります。一般的に最も価格が安いのが北向きです。低層階だと採光が制限されるので注意が必要ですが、柔らかく安定した光がはいり、家具やカーテンも痛みにくいメリットがあります。眺望が売りの高層マンションの場合は、立地条件によっては南向きの住戸が最も価格が高くなるとは限らず、眺めのいい向きの住戸が高くなることもあります。