マンションの間取りは将来を見据えて。(京都府/写真家/44歳/女性)

私は京都府に住む44歳の写真家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションを購入する時に迷うのが、間取りです。結婚を機にマンション購入を考える方が多いのですが、お子さまが産まれた後の事をよくよく考えて購入された方が良いでしょう。夫婦二人世帯だと全く問題無かったのに、お子様が産まれて大きくなるにつれて、とたんに狭さを感じるという方も多いのです。お子様一人だったらまだしも、二人、三人と増えてくると、買い替えを真剣に考えなくてはならなくなります。お子さまがまだほんの小さいうちはいいのですが、小学校に入って、学習机やベッドを購入する段階になって狭さを感じるという方も多いのです。新婚でまだ今はそんな先の事まで考えられないとおっしゃる事も多いでしょうが、買い替えとなると本当に無駄な出費になってしまいます。


また最近、個々の部屋の仕切りを引き戸に変えられるというオプションがあります。引き戸にしてたまに開け放つ事で、狭さを感じさせない空間を演出出来ます。それはそれで良いのですが、全ての部屋を引き戸にというのは考えものです。子供が大きくなって思春期になった時、プライベートな空間を欲しがる可能性があります。もちろん引き戸でもいいのですが、「独立した部屋」という感覚は無くなってしまいます。またご主人の仕事部屋についても、考えてあげましょう。落ち着いた部屋で仕事が出来るように配慮してあげましょう。本当に狭くてもいいから考え事が出来る部屋が欲しいというのが男性です。上手く気分転換してもらって、ばりばり働いてもらった方が良いですよね。家族と言えど、ほど良い距離感が大切です。家族が末長く幸せに暮らせるような将来を見据えた間取りを、じっくり選ぶようにしたいものです。