私は山口県に住む49歳の証券アナリストです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションの間取りで買いたたかれやすい間取りというのが、存在しているものがある。それは、あまり変更がしにくい構造になっているものであって、マンションを購入した時に、そのような間取りに気がつくことがあります。そのような考え方になったのも近頃の話で、これには一つの法律というのが絡んでいたりしています。その法律というのは、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」であり、この中に定める共同住宅に「可変性」ということが求められていたりするからです。この「可変性」というのは、木造住宅などで求められていないのですが、マンションにおいては、これが求められる姿と言われてところでもあります。これから、単身者世代が増える中で、核家族化が進み、それによる時代の流れの中で、この可変性というのが意味してくることになります。
それは、裏を返せば、そのようなことができない住宅というのは、価値を失っていくことになっていきます。例えば、それはマンションの壁にも言えることで、壁の四隅にきちんとした体力壁が施され、建物内部に梁や柱が、極力ない作りでないと、その可変性に対応できることにはならないからです。それはどういう事かというと、間取りを作りやす方向にしていることであり、古くなったときなどの修繕が簡単にできるという事を示しています。そのようなことから、購入しようとしている部屋の一つ一つを叩いてみることで、反響の仕方が違い、それで、どのような作りなのかと言う事がわかったりします。また、見た目に、梁や柱があるのかないのかで、判断することもできます。このように、「可変性」のない物件は安くたたかれることになるので、間取りにも注意が必要になってきます。