僕は埼玉県に住む68歳の漫画家です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
持ち家は、社会的信用の面でステータスになります。しかしながら、家計に即した物件でなければ後々きつくなってきますので、無理をしてはいけません。というか、日本の住宅ローンについては収入に対してやや無理な傾向があります。年収の4倍ほどの物件を購入した場合に、年収の4倍分の余剰資金を捻出する必要があるという事となりますが、住宅ローンによって金利分の支払いも必要なため厳しいものがあります。数十年かけて支払いを完了させるようなローンの計画は危険な事ですけれど、住居を持つ事についてのステータスを優先して買う方が多かったです。最近では、住宅購入にともなうさきざきのリスクを懸念して賃貸に住み続ける人が多くなってきています。
しかしながら、賃貸物件の場合にはあくまで借家であるため、払い続けても自分のものにはなりません。かりに40年間賃貸住宅に住み続けたと考えた場合に、毎月5万の家賃を払い続けると総額で2400万にもなります。現実には40年も住んでいれば老朽化に伴い家賃の低下も期待できますけれど、立替が必要となってしまった場合には、家賃が全く変る上に立替工事中は当然住んでいられないため、契約を途中解約されてしまう可能性があります。そう考えると賃貸住宅は気軽に住める半面、安住の地とはならない性質があります。以上のような、持ち家についてのデメリットとメリットを勘案した際に、持ち家に対してどの程度の購入価格が妥当であるかについて現実的な数字が見えてくるかと思います。比較的、立地条件の良いマンションなどの価格を検討した際に、例えば20年ローンを前提とすると、現状支払っている家賃の20年で考えてみると良いです。