僕は熊本県に住む27歳のバイヤーです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
近年、20代、30代、年収400万円未満の世帯ではマンション購入をする人が圧倒的に多くなっています。新築マンションを購入する人は、27%、中古を買う人は25%で、他は建売住宅や中古住宅、注文住宅などです。年収400万円未満のごく普通のサラリーマン家庭で、貯金、自己資金がゼロでも買っている人は、少なくありません。物件を購入する時の代金に充当する自己資金の事を頭金と言うのですが、結論から言うと、自己資金は0円でもマンションは買えるんです。「物件価格-頭金(自己資金)=借入れ額」なので、最初にいくらか用意しておいたほうが、借入額が少なくてすみますし、当然その分金利手数料も安くなります。それでも現在のローン返済期間の平均は35年と長いので「毎月いくら返せるのか」という事の方が重要視されるようになっています。
つまり、頭金はあるに越した事はないけど、毎月の返済額が無理なく払える設定にすれば、自己資金は無くても問題なく物件の購入が可能という事です。また、頭金をより多く貯めるために、賃貸に長く住む事で無駄な家賃を払い続ける事などを考えると、早く買った方が得な場合もあります。このあたりはよくよく計算すべき所です。実際に、頭金0円の人は26%、200万円未満の人は23%、200万円~500万円未満の人は18%、500万円~800万円の人は11%、800万円~1000万円の人は4.5%、1000万円以上の人は8%、それ以上の人は数%です。自分で貯めた人もいますし、親の援助などもあるでしょうけれど、やはり多額の自己資金を用意している人は少ないです。